#九州久住高原しゃも料理「鶏家」・・・こんなに旨い鶏肉があったのか!!


炭火焼定食 2050円(税込)2021年現在 鶏家HPより
夏の久住高原
鶏家(外観)

阿蘇くじゅう国立公園 久住高原

大分県南西部の竹田市にある久住高原は、くじゅう連山の主峰久住山(標高1787m)南麓( なんろく) の裾野 ( すその) に広がる高原で、東西約20 キロメートル、南北約4 キロメートルの標高600 ~ 1100 メートルあり、 「阿蘇くじゅう国立公園」に属しています。

場所は別府と阿蘇を結ぶ「やまなみハイウェイ」の瀬ノ本から約15 分。観光ドライブに最適なおススメコースで、新緑の夏、紅葉の秋、ドライブ途中のランチに豊のしゃも料理 (*^-^*)!!

その一角に久住高原しゃも料理「鶏家」があります。私が最初に「鶏家」に行ったのは今から10年以上前のことになります。大分の観光情報誌の取材をしたのが最初で、その後数十回は通っています。大分は鶏の消費量が多い地域で、いわゆる地鶏も食べなれているのですが、こちらの地鶏は「こんなに柔らかく、ジューシーな鶏肉があったのか!」と何度も食べたくなる、クセになる味わいなのです。聞けば、大分県特産地鶏「豊のしゃも」を使用した地鶏料理なのだそうです。

しゃもの和え物
ジンギスカン鍋で炭火焼き
しゃも天ぷらと茶碗蒸し

いつも注文するのが炭火焼定食。ランチなのでこれで十分堪能できます。

しゃもの和え物、コリッコリの食感からはじまり、お待ちかね、ジンギスカン鍋を炭火で熱くして焼くメイン。焼きすぎると固くなるので要注意!!さしみで食べられるほどの新鮮さ、ポン酢か塩で頂きます。外はカリッと中はレア、脂質が少ないのであっさり美味しい。しゃもの天ぷらと茶碗蒸し、味噌汁が付いて大満足なのです。

鶏家(店内)

しゃもと地鶏を交配した、大分県産地鶏『豊のしゃも』を直営牧場で育て鮮度抜群の状態で料理している「鶏家」。店内は落ち着いた雰囲気で、週末はカップルや家族連れでいっぱいになる。

久住高原しゃも 鶏家

〒878-0201

大分県竹田市久住町大字久住2338-2

TEL: 0974-76-2020

これが豊のしゃも!大分県HPより

豊のしゃも / うんちく

「地鶏(じどり)」ってご存知でしょうか?

日本固有の在来種(=地鳥)の血を50%以上もつヒナを育てた鶏・・・というだけではなく、その飼い方もいわゆる「ブロイラー」などの通常の鶏とは違う方法で育てられた鶏のことを言います。

地鶏には、「のびのびと運動できるように、『平飼(ひらが)いで飼うこと」、「過密に飼わないこと」、「地鶏らしいおいしさがでるように、80日以上飼うこと」という条件があります。『平飼い』というのは、「地面で飼うこと」を指します。鶏卵用に飼育されている鶏が、何段にも重なったカゴの中で飼育されている様子を見たことがあるかもしれませんが、地鶏は地面でのびのび飼育されるのです。これらの条件は、JAS法で定められ、これらを満たさない鶏は「地鶏」と名乗ることができません。この地鶏肉の国内生産量は、国内で生産されているすべての鶏肉のなんと1%程度!

「豊のしゃも」は、そんな貴重な地鶏のひとつ。

「豊のしゃも」の掛け合わせに用いられている「シャモ」は、漢字では「軍鶏」と書きます。漢字からわかるように、もともと闘鶏用の鶏で気が荒く、飼育が困難でした。その一方で、シャモは鶏の中で最も美味しい鶏として知られておりました。その良さをなんとか活かすべく開発された地鶏が「豊のしゃも」です。

「豊のしゃも」は、シャモ特有のコクとうま味を出すために、通常の鶏の3倍以上(150日以上)の時間をかけてじっくりと育てられます。旨そうに感じるのは私だけでしょうか?!興味のある方は是非、久住高原「鶏家」でご賞味あれ!!