#中華そば「嫁の中華そば」~豚骨文化に紅一点の醤油ベース


行列ができる人気店

何やら大分で話題になっている「嫁の中華そば」というお店に行ってみました。オープンして2年目に入ったそうです。店名は仙台で修行した店主のお嫁さんから由来している模様です。

晴れた土曜日のオープン前、AM11時15分に現地に到着しました。すでに30人ぐらいの人が並んでいました。やはり人気店のようです。さっそくうちの嫁と並びました。11時30分にオープン。それから待つこと約40分、やっと店内に通されました。

明るい店内

カウンターとテーブル、14、5人ほどの席数の小さなお店です。当日は5人ほどの女性陣が切り盛りしていました。

券売機

まず券売機で食券を購入します。鶏と豚の2種類の醤油ベースからひとつを選びます。わたしは鶏の大盛り、うちの嫁は豚を選びました。お水はセルフサービスです。

鶏「嫁の推しメン」醤油ラーメン(大盛り)
スルッと入る麺

奥のカウンターの席にすわり待つこと10分、いよいよ中華そばの登場です。ほんのり醤油色のキレイなスープ、チャーシュー、シナチク、ナルト、海苔と定番のトッピングです。麺は平打ちのちぢれ麺。お店の前にあるのぼりには東北ラーメン(青森のにぼし系?福島の喜多方系?どちらかなぁと楽しみにしていました)と書かれていましたが、見た目はどうやら福島の喜多方ラーメンに近い感じです。(それとも特徴的な宮城仙台ラーメンというものがあるのでしょうか?!わたしは知らないので、あるのなら失礼いたします。仙台にうまいラーメン店がたくさんあるのは知っています。)

豚 中華そば 味玉つき

当然はじめはスープから。レンゲで一杯をそそると鶏ダシのあっさりしたスープがクチに広がります。しつこくないので全部飲み干せそうです。(健康を考え、飲み干してはいけませんが・・・)うちの嫁さんが注文した豚の方は鶏に比べちょっとオイリーですが、そんなにしつこいわけではありません。豚のダシのうま味がよく出ています。麺にスープがよく絡み、スルッと入りノドごしもイイ感じですが、私的にはもっと硬い麺の方が好きです。

完食!ヤバい、全部飲んじゃった!

結局、大盛りでしたが、ペロッといけちゃいました。そして結論ですが、「嫁の中華そば」の東北ラーメン=わたしの好きな「福島喜多方ラーメン 坂内食堂」に近いラーメンです。ラーメン好きな人は知っていると思いますが、「坂内」は東京を中心にチェーン店がたくさんある人気店です。モチモチのちぢれ麺と豪快なチャーシューが売りのラーメンですが、「嫁の中華そば」は、それを少し上品にマイルドにした感じのラーメンです。「坂内」が男性とすると「嫁」はやはり女性です。女性が作っているので、当たり前と言えばそれまでですが。

いずれにしても豚骨文化の九州(大分)で一石を投じるお店であることは間違いありません。(九州でも豚骨スープが嫌いな女性がたくさんいるので、それが追い風になると思います)私がこどもの頃、中華そばは大分にありませんでした。豚骨ラーメンしかありませんでした。札幌味噌ラーメンが珍しい時代でした。ここに来てやっと醤油ラーメンのブームの兆しが大分に。そういう意味でも、「嫁の中華そば」は九州のラーメン文化を変えるかも知れない、期待できる紅一点のお店です。

お店からのメッセージ
  •  「嫁の中華そば」
  •  大分県大分市府内町2-6-22
  •  大分駅 から徒歩8分