#転職~男35歳限界説はホント?

確かに企業は、あいさつもろくに出来ない若者の教育は面倒くさいし、変にこり固まった中年を扱うのも嫌がります。そう考えると、ちょっと他社で教育されて、社会のイロハが分かっていて、多少仕事も出来て、未だキャンバスも濃い色に染まっていない25から35歳ぐらいまでの人材をほしがるものです。それに昭和から平成の前半までは、だいたい結婚する人は、男性:25~35歳、女性:22~27歳ぐらいの人が多かったような気がします。(特別なケースを除いて、あくまでもわたしのまわりで)転職適齢期と結婚適齢期、似てますね・・・・・・。
よって35歳までに結婚して、「結婚するんだから、もっと頑張るぞ!」と心に誓うのと同じぐらいの時期に「このままで自分の人生良いのか?」と転職を考える時期なので、悩んで一大決心してヤル気になった人を採用したいという企業が期待を待てる年齢も、ちょうど35歳あたりまでなのでしょう・・・・・・きっと昔は。
現在はどうでしょう?はっきり言って、その一般論は崩れているように思えます。だれだって、そう何回も転職なんてしたくないと思いますが、ネットを見る限り、転職しない方が仕事ができないダメな人と言わんばかりの勢いです。この状況はわたしにとって、個人的には実にありがたい状況です。なぜなら転職回数が非常に多いからです。(もちろん夢や目的があって、ステップアップの結果なのですが)ひと昔前までは、3回転職しようものなら、どんな理由があろうとも、ダメ人間の烙印をおされていました。未だに一部の企業は採用条件に掲げているところがあります。(そんな企業は旧態依然なので転職して行かない方が良いかも)パワハラ、セクハラは当たり前、ブラック企業も昔も今も沢山あります。(ネットやデジタルの時代になって暴露されやすくなったのは良いことだと思います)一方、企業側も即戦力がほしいあまり、考え方が変わってきています。転職する人は「仕事に前向きで積極的である人」と受け止めようとする動きがあります。
正直わたしは、正社員・契約社員・フリーランス、その後また正社員・・・(くり返し)とシニアになった今でも就職活動をする毎日ですが、全くめげてはいません。数社の転職サイトに登録して、どこかに就業中であっても毎日100件以上の転職情報メールを見ています。(はっきり言って、就職した企業のほとんどがグレーブラックな企業ばかりだからです)45歳ぐらいまでは、それこそエグゼクティブないい話が舞い込むのですが、それを過ぎると本当にひどい話ばかりです。よほどの条件がない限り、提示される給料も上がるどころか安くなります。(入社してみないとその企業のブラックな部分が見抜けない・・・なぜが退職する人が多い、それで人材募集し続けている、つまり使い捨て、それが私の実感です)ですので、少しぐらい自分のキャリアや営業力に自信があっても、45歳以降の満足できる転職はかなり厳しいと考えていた方が良いでしょう。もし我慢できるのであれば、定年まで今いる職場で頑張る方が得策かも知れません。もし10年以上勤めているのなら、次の職場の方が今より良い職場である確率は50%以下だと考えるべきでしょう。一度冷静になりましょう。

しかしながら、夢ややりたいことがあるのなら、安定せずいばらの道を覚悟できるのなら、早めにチャレンジする方が良いでしょう。わたしはその道を選びました。わたしのように、モチベーションが「0か100」つまり「ヤルかヤラナイかどっちか、迷いながらヤレナイ性分の人は決断を早くしましょう!」とわたしは言いたいのです。わたしは以前、がまんし過ぎてストレスがたまり倒れて病気になった経験があります。病気になって動けなくなったら元も子もありません。そのとき私はそう自覚しました。(精神的にも肉体的にも辛いと感じることもありますが、意志と目的があるので充実しています)(金を追うより人や仕事を追いましょう!)人生は一度しかなく、すでにシニアであれば時間もそう沢山は残っていません。頭と体が動くうちが華なのです。
為せば成る、為さねば成らぬ何事も。(わたしの好きな名言、大元は武田信玄だそうです)